五山送り火 2025 ~真如堂・神樂岡 8.16~
(五山送り火 神樂岡から見た大文字)
令和7年8月16日、五山の送り火が行われました。六道まいりで家にお迎えしたお精霊さんを、冥土へと送り返す伝統行事です。起原は各山それぞれに諸説ありはっきりしませんが、文献上確認出来るのは1603年に書かれた公家の日記が最古です。
現在は五つの山で行われていますが、最盛期には10の山で行われていました。それが何らかの理由で減ってゆき、現在残っているのが五山という訳で、5という数字に意味がある訳ではありません。
今年訪れたのは神樂岡、これまで一番多く行っている場所ですね。今年は特に真如堂の精霊送り灯籠供養会が5年ぶりに復活するので選びました。以前は真如堂の境内から四つの送り火が見えたのですが、今は木が茂ったり、裏に家が建ったりして実質二つに減ってしまいました。大文字も境内の外に出た方が良く見えます。神樂岡と大文字山とはすぐ向かい合わせですから、場所を選べば特大の送り火を見る事が出来ます。
(五山送り火 神樂岡から見た妙法の法)
妙法の妙は見えませんが、法の字はよく見えます。冒頭の大の字とほぼ同じ場所から見えるので、特等席と言っても良いかも知れません。去年は松ヶ崎で見ましたが、場所が限定されており、むしろここからの方が良く見えますね。
(五山送り火 真如堂から見た左大文字)
こちらは左大文字。真如堂の墓地から見る事が出来ます。肉眼だとかなり小さいですけどね、かろうじて大と判る程度には見えます。ところで、京都の人は大文字と言えば冒頭の大文字山の事を指し、右大文字とは言いません。多分左大文字の方が後から始まったためと思われますが、他府県の人に教えるときは右の大文字と言う事もあります。
(五山送り火 真如堂から見た鳥居形)
そして最後は鳥居形。鐘楼の角という限定された場所から豆粒くらいにしか見えませんが、じっと見ていれば鳥居の形が判る様になります。桜の葉が茂って年々見えにくくなっていますが、今年はかろうじて見る事が出来ました。来年はどうなるでしょうね。
以前はカメラを持った人が大勢来ていましたが、この日はほとんど見かけませんでした。境内から見える数が減ったからでしょうかね。
この日は夕方から雨になり、どうなる事かと想われましたが、点火時点では小降りになり、無事灯されたのは何よりでした。これでお盆の行事も無事終了、ご先祖様の供養も出来たかな。8月も半ばを過ぎてセミの声も少なくなり、代わって秋の虫の音が聞こえる様になってきました。まだまだ酷暑は続く様ですが、季節は着実に移っています。だんだんと亜熱帯気候の様になってきていますが、まだかろうじて四季の変化は感じられますね。これからは晩夏の風情を味わい、お届けできたらなと思っています。





























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