松江の旅 鯛めし御膳 ~庭園茶寮 みな美~
見られなかった宍道湖の夕景
塩見縄手を訪れた後は、予定では宍道湖畔へ行って夕景を見るはずでした。松江を旅行先に選んだ理由の一つが、宍道湖に沈む夕日の美しいポスターを見た事にあったからです。しかし、残念な事に当日は雨。せめて宍道湖だけでも見に行こうかと思ったのですが、小泉八雲寓居跡を出る時分から本降りになり、止むなくホテルへ向かう事にしました。
「ばけばけ」のロケ隊について
小泉八雲寓居跡からはタクシーに乗りました。歩いて行けない距離でもなかったのですが、結構な雨が降っていた事と、道が不案内である事からタクシーを呼んだのです。このタクシーに乗ったのは結構幸運でした。「ばけばけ」のロケ隊を乗せた運転手さんだったのですね。細かくは聞かなかったのですが、ロケの時間自体はごく短かったそうで、たぶんオープニングの映像を撮っていたのではないかと思われます。それほど時間が掛からなかったのは撮影に適した場所が少なかったせいだそうで、「塩見縄手」の記事でも書きましたが、松江市内に当時を思わせる場所がほとんど残っていないため、ごく限られた場所を案内しただけだったそうです。ドラマのオープニングを見ていて、何だかバリエーションが少ないなと思っていましたが、これを聞いてなる程と思いました。
庭園茶寮 みな美
宿泊したホテルは夕食付きのプランが無かったため、外で食べる事にしていました。以前松江に来たときに食べた鯛めしが美味しかったので、今回も鯛めしが食べられる所にしようとホテルに聞いてみたところ、すぐ近くに庭園茶寮みな美という店があると教えてくれました。正確にはみな美も旅館なのですが、レストラン部門は宿泊者以外も受け入れているのですね。いっそ宿泊先も変えようかと思ったのですが、料金が倍以上違うと判り断念しました。
会席の様な鯛めし御膳
メニューには会席料理もあったのですが、食べたかったのは鯛めしなので「鯛めし御膳」をお願いしました。メニューを良く見ずに頼んだのですが、御膳という程度ですから松花堂弁当の様なものだろうと思っていました。ところが、会席料理の様に前菜からお造り、煮物と次々に出てくるのです。えっ、こんなに出てくるのかと少し面食らいましたね。特に驚いたのはこの鰈の唐揚げ。三枚に下ろした鰈を丸ごと唐揚げにしたもので、身の部分だけで無く骨まで食べられると言うのです。本当かなと口にしてみると、せんべいの様にパリパリと食べられました。それも結構美味しいのですよね。嬉しい不意打ちでした。
鯛めしのバリエーション
そしてやっとメインの鯛めしです。鯛めしと言っても色々なバージョンがあるのですね。以前食べた時は鯛をご飯と一緒に炊き込んであったのですが、ここではすり身になっており、大根おろしや山葵と一緒にご飯の上に乗せて、だしを掛けてお茶漬けの様にして食べるのでした。正直ここまでの料理でお腹いっぱいだったのですが、食べ始めるとあっさりとして美味しく、それでいて鯛の味もしっかりあって名物だけの事はありました。
まずまずリーズナブルな価格
せっかく旅行に来たのだからと、松茸の土瓶蒸しも頼みました。贅沢だからと妻と二人で一つでしたけどね。松茸はごく小さいものが二切れ入っていただけでしたが、味そのものは深くて美味しかったですよ。
価格は鯛めし御膳が4000円、土瓶蒸しが1500円でした。これだけのボリュームがあってかつ美味しかったので、まず妥当な値段ですね。楽しみにしていた松江の名物を楽しめて、満足の行った夕食でした。































































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