京都・洛北 京都紅葉事情2024 ~常照寺 11.5~
そろそろ引き上げようとバス停まで来ましたが、次のバスまでかなり時間があったので、近くの常照寺に立ち寄る事にしました。ここもまだ青葉だと判っていたのですが、一カ所だけ期待するところがあったのです。
常照寺は本阿弥光悦が開いた寺。当代きっての芸術家だった光悦は徳川家康から鷹峯の地を賜い、一門を率いて一大芸術村を開きました。同時に日蓮宗の門徒だった光悦は、法華の鎮所(信者が集まるための道場)として常照寺を築いたのですね。この日は本堂になにやら飾りが施してあったので何かなと聞いてみたら、10月にあった御会式の時に御会式桜を模して飾ったものだとか。御会式桜は妙蓮寺特有のものかと思っていましたが、日蓮宗には御会式には桜が咲くと伝わっているそうですね。常照寺には本物の桜が無いので、造花で代用しているのだそうです。
境内は予想どおり青葉のままでした。ただ、桜は散ってしまっています。ここに限った事ではないですが、桜は気温に関係無く冬が近づいている事を知る事が出来るのでしょうか。何とも不思議な事ですね。
一点期待していたのは、この遺芳庵の近くにあるハウチワカエデが色づいていないかなという事でした。毎年もみじに先駆けて色づくのでひょっとしたらと思っていたのですが、残念ながらまだ色づき半ばでした。まあ、今年の状況では仕方が無いですね。
常照寺には源光庵と共にもう一度来るつもりです。それを何時にするかが問題なのですけどね、紅葉情報をよく確かめて決めようと思っています。
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