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2024年11月21日 (木)

京都・洛東 京都紅葉事情2024 ~無隣庵 11.14~

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まずは今日の紅葉速報です。

・三室戸寺 まずまずの見頃となっています。まだ色づきの浅い木も目立ちますが、今年の紅葉としては早く染まってくれたのではないでしょうか。染まった木の色合いはなかなか綺麗でしたよ。

・頂妙寺 ここには大きな銀杏が4~五本ありますが、綺麗な黄色に染まっています。今がまさに見頃、ボリューム感たっぷりで見応えがありました。

さて、本題に戻ります。南禅寺から無隣庵に来ました。紅葉情報には色づくとあったのですが、実際来てみると見頃近くになっていました。軒並み遅れている中で、ここは進行が早かったですね。

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無隣庵は明治の元勲の一人、山県有朋が建てた別荘です。作庭したのは七代目小川治兵衛ですが、有朋は積極的に指示を出し、伝統的な日本庭園では無く、苔を使わず芝生を使い、もみの木を植えるなど独創的な庭にしました。小川治兵衛も勝手が違い、かなり困惑したそうですね。

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ここを訪れたのは7年ぶりの事、この間に随分とシステムが変わってしまっていました。まずカフェになっているのですね。カフェと言ってもコーヒーや紅茶だけで無く、ワインやシャンパンまで提供されています。こうした施設で酒類が出てくるとは前代未聞です。また、この時は知らずに行ったのですが、予約制になっているのですね。空いていたので入れてくれたのでしょうけど、本来は一時間ごとに上限人数があるそうです。そして、普段の拝観料は600円ですが、繁忙期になると値上がりし、この日は900円でした。翌15日からは1300円に設定されています。以前は訪れる人も少なく、気軽に入れる施設だったのですが、随分と様変わりしてしまったのですね。

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それにしてもここで1300円は高すぎです。以前はいつでも400円だったのにね。最近他県に行くことが多くなったのですが、大抵の施設は100円から200円、高いところでも400円位までです。たつの市に至っては無料のところがほとんどでした。京都の拝観料が如何に異様かと実感しています。一度その決定根拠と使い道を示して欲しいものですね。

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すっかり変わってしまった無隣庵、もう行く事は無いでしょうね。国の名勝、そして無隣庵会議の場という歴史を伝える場所なのに、広く国民に開かれた施設では無くなってしまいました。無料で入れる京都御所を見習って欲しいものです。昔を知る者としては寂しい限りですね。

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