京都・洛中 洛中散策2024 ~相国寺塔頭 大光明寺 9.4~
令和6年9月4日、およそ一年ぶりに相国寺塔頭・大光明寺を訪れてきました。ここは山門は閉じられていますが、小さな潜り戸には鍵が掛けられておらず、扉越しにはなりますかご本尊にお参りする為に、庭までは自由に入る事が出来ます。
本堂の前にあるのが心字の庭。昭和50年代に当時のご住職が作庭された庭で、バランスの良い石の配置と苔が良く調和した庭です。以前は隠れた名園と言われてましたが、最近はあまり苔が綺麗でなくなっていますね。数年前にはほとんど枯れてしまった事があり、その後植え直されましたが今ひとつ冴えた色になりません。それに白砂の中に雑草が生えているのが見えており、手入れに力が入っていない様にも見受けられます。また背景の檜がますまずスカスカになって来ているのも景観を損ねています。檜は大光明寺のものではないので仕方がないですが、苔と雑草はなんとかならないのかなと思ってしまいます。せっかくの庭が勿体ないですよ。
ここに来たのはこのツルボを見るため、少し早かった様ですが、まずまずの見頃でした。ただ、以前に比べると生えている面積が半減していますね。なぜかは判りませんが、少し寂しかったです。
このツルボが生えているのは峨眉山の庭と言い、心字の庭と同様に時のご住職の手に依って造られました。植え込みと庭石からなる庭で、調和の取れた良い庭ですよ。
大光明寺を出て、宗旦稲荷社にお参りに来ました。茶人宗旦に化ける事が上手かった宗旦狐は、その死後縁の深かった相国寺の雲水たちによって葬られ、今は神として祀られています。この宗旦狐の像はいくつかの寺にあり、たとえば圓徳院の書院への入り口で見る事が出来ますよ。
その宗旦稲荷社の前から見た弁天堂横のもみじです。この木も当然ながら年々大きくなっていますね。毎年綺麗に色づく木で、当たり外れは少ないもみじです。今年も鮮やかになってくれるかな。秋に来るのが楽しみです。
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