大文字送り火2024 妙法 8.16
大文字の送り火、今年も妙法へ行ってきました。目の前の宝ヶ池自動車教習所が開放され、間近で見る事が出来たので今年もやって来たのです。この教習所、ただで開放してくれるのみならず、日が暮れてから点火までの間は照明を付けてくれるというサービスぶり。電気代も掛かるだろうに素晴らしい地元貢献ぶりですね。
昨日は連日の猛暑から一転、夕方になると涼しい風が吹き、待っている間も快適でした。東海地方は猛暑、関東は台風と大変でしたけどね、関西には影響は無かったです。でも新幹線が止まっていたので、迷惑を被った方も多かったかな。
妙法はその名の通り「妙」と「法」の二文字からなりますが、一つの山として捉えられます。起原がそれぞれ違い、妙は日蓮宗の日像上人が松ヶ崎村で布教し、村人がこぞって日蓮宗に改宗した事を喜び、徳治元年(1306年)に西山に妙の字を書いて灯したと伝わります。また法の字は江戸時代になってから日良上人が東山に書いたとされます。妙法の並びが昔にしては左右逆で、それぞれ字体が違うという理由はこれで説明が付きますね。
ちなみにこの妙の山、実は上部が京都市上下水道局の配水池になっており、全くの自然の山ではありません。神聖な山に人工物を入れるなんて地元の人は反対しなかったのかなと思いますが、ここが水道のためには最適な場所だと説得されたのでしょうか。
ここ宝ヶ池自動車教習所はとても広くて芝生もあり、ほとんどの人は座って見ています。そうしないと後ろの人が見えなくなりますからね。大多数の人はそうなのですが、中には通路に立つ人が出てきます。去年はそんな事は無かったのですが、今年は数人の人が固まって立っており、迷惑な人たちだなあと思っていました。幸い私の前は開いていたのですが、点火のタイミングで飛び出して来た人が居ました。おかげで点火時の動画は撮れず仕舞い、何とも残念な結果に終わりました。マナーの問題ですけどね、沢山の人が座って見ているのだから、前に立てば見えなくなる人が居るというのは判りそうなものだけどな。一人立つと駄目ですね。次々に立つ人が出てきてしまいます。隣に座っていたお年寄り達も見えなかっただろうなあ、一時間前から待っていたのにね。他人の迷惑というものを考えて欲しいものですね。
仕方が無いので去年の動画を貼り付けておきます。基本的には変わらないですからね。
妙が引火したのを見届けた後は法の字へと移動です。これが結構遠いのですよね。それに道が混んでいる上に、暗い中を自転車が通るので結構危ないです。来年行かれる方が居れば注意してください。法の字が見えるのは一カ所だけ、駐車場の前です。他にも松ヶ崎大黒天の参道や北山通沿いの駐車場から見えなくは無いですが、近すぎて上の方だけしか見えません。でもすぐ側で見る法の字は迫力満点ですね。あと地下鉄松ヶ崎駅一番出口の向かい側の歩道から、舟形の上の方だけ見えました。残念ながら写真は撮ったもののぶれぶれで、アップ出来るほどのものではありません。
さて、これで無事にご先祖様のお精霊さんを冥土に送り返すことが出来ました。夏は半ば過ぎましたが、まだまだ猛暑日は続く予報です。お盆を過ぎれば秋の気配というのが通り相場だったのですけどね。お互い健康に留意して、厳しい残暑を乗り切りましょう。
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