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2024年8月14日 (水)

京都・洛東 蓮2024 ~建仁寺 8.7~

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六道まいりの帰りに立ち寄った建仁寺です。一番の目的は蓮を見る事でしたが、残念ながら盛りは過ぎていました。花托が沢山あったので、もう一週間早ければもっと綺麗だったでしょうね。つぼみは見えなかったので、この数日後に終了したと思われます。

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蓮の咲く放生池の畔に建つのが三門、別名を望闕楼と言います。御所を望む楼閣という意味なのだとか。大正12年に静岡県の安寧寺から移築されました。ではオリジナルの三門はどうなったのかと言うと、これが良く判りません。建仁寺は創建以来何度となく火災に見舞われており、その都度再建されてきたのですが、三門を再建したという記事は見当たりません。という事はいつかの時点で焼失し、長く再建されること無く放置されていたのかな。今の相国寺の様な状態だったのでしょうかね。

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望闕楼から放生池越しに見た勅使門です。平清盛邸の門とも教盛邸の門とも言われますが、様式としては鎌倉時代後期のもので、残念ながら時代が合いません。扉や柱に矢の跡が残っていることから矢立の門あるいは矢の根門とも呼ばれます。

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左を見ると開山堂。臨済宗の開祖、栄西禅師が眠る場所で、建仁寺で最も清浄な聖域とされます。普段は非公開ですが、時折特別公開が行われます。私も10年前の京の冬の旅で訪れた事がありますが、開放的な建仁寺にもこういう場所があるんだと認識を新たにしたのを覚えています。

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境内の西側にある塔頭が久昌院。徳川家康の家臣、奥平信昌が開いた寺で、ここも普段は非公開ですが数年に一度くらいの割合で特別公開が行われます。直近では昨年の秋に開かれていましたね。私も10数年前に訪れたことがありますが、東山を借景にした庭が見事だったのと、長篠の戦いの時に磔にされながら味方に援軍が来る事を知らせた事で有名な鳥居強右衛門の絵が印象に残っています。過去記事は消してしまったので、次に機会があればまた入ってみようかな。

紅葉時分にはこのもみじが綺麗に色づくのですが、ここに来る人は少ないのでお勧めのエリアですよ。

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