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2024年8月18日 (日)

京都・洛中 上七軒ビアガーデン 2024.8.10

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北野天満宮の京の七夕を楽しんだ後は上七軒ビアガーデンに立ち寄りました。ここは上七軒歌舞会が運営するビアガーデンです。

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このビアガーデンが出来たのは何時だったけかな、確か15、6年前だったと思いますが、上七軒の経営が思わしくなく、苦肉の策として始められたのだったと記憶しています。この話を聞いた当時は驚いたものでした。何しろ普段はお座敷にしか出ない芸舞妓さんが、ビアガーデンで接客するというのは先代未聞の事でしたからね。結構あちこちで話題になっていたらしく、京都にはまるで縁の無い上司から誘われたときには、思わず何で知っているですかと聞き返したものです。その時は都合が悪くて行けなかったのですが、以来一度は行ってみたいものだと思っていました。でもその後なかなか機会が無く、一人で出かける様な場所でもないのでそのままになっていたのですが、この日は帰省していた息子が付き合ってくれたので、家族で出かけることにしました。

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場所は上七軒の歌舞練場で、席は室内、欄干、庭とありますが、お任せで選ぶことは出来ません。席料はビールと付き出し2品で2500円と安くは無いですね。追加料理も値段は書いてないですが、会計してみると一品千円の様でした。でもビールも料理も値段だけのことはあって、とても美味しかったですよ。

ここの売りの芸舞妓さんは、この日は四人でした。席で飲んでいると回ってきて話し相手になってくれます。この時、番号札に小さなピンを留めて、回ったという印を付けていきます。この印が少ない所を選んで別の芸舞妓さんが来てくれるという仕組みですね。なるべく公平になる様にと考えた工夫だそうです。あと記念写真もOKですが、個人の範囲での使用ということなので、ここにはアップ出来ません。

聞いてみると、上七軒の舞妓さんは四人しか居ないそうですね。一時人気が回復して人数が増えた様に聞いたと思うのですが、ここまで少なくなっているとは思いませんでした。考えてみれば休みは無いに等しいし、稽古も厳しいし、自由も効かない、夜遅くまで仕事と、いわゆるブラック企業並みですから、余程この世界が好きで、根性の座っている子でないと務まらないかな。実祭、せっかく応募してくれた子でも、途中で止めてしまうケースが多いと嘆いていましたね。花街も改革が必要な時代なのかしらん。伝統の灯は消えて欲しくないですけどね。

でもまだ上七軒が健在な内に来られて良かったです。これで念願が叶いましたしね。ちなみにこのビアガーデンも京の七夕の協賛事業の一つです。人気も高くて、予約時点で早い時間帯は一杯でしたし、時間の遅いこの時もほほ満席でした。上七軒の狙いはとりあえず成功している様ですね。ただ、舞妓さんたちは隔日に出なければならないわけで、かつほとんど立ちっぱなしでしたから結構大変でしょう。

上七軒のみならず祗園東も危ないと聞きますが、京都の伝統である五つの花街が何時までも続いてくれる事を願ってます。

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