京都・洛東 百日紅２０２４ ～真如堂 ８．２２～

黒谷から真如堂へ来ました。ここに来たのは午前７時３０分頃、さぞかし静かだろうと思っていたのですが、木陰で休むお年寄り達が何人も居ました。境内には座るペンチも多いし、参拝がてら散歩に来る人が多いのでしょうね。老人の憩いの場を提供するのも、お寺としては有意義な事なのでしょう。

ここでの一番の目的は、墓地に入って見上げる百日紅だったのですが、いざ行って見るとどこにも見当たりません。おかしいなと思って境内に戻ってみると、百日紅は確かにありました。でも以前よりずっと小振りになっており、花付きも悪かったです。たぶん、伸び過ぎたとみて枝打ちをしたのでしょうか。

仕方なく諦めて理正院前に移動しました。ここには放生池の畔に白い百日紅があるのです。少し花付きが悪かったですが、朝日を浴びた花は綺麗でした。

そして近くの法輪院で良いのかな、外からだと隣との区別が付かないのですが、塀越しの百日紅が咲いていました。中に入りたいところですが、非公開の寺なので残念ながら無理な話です。でも白壁と赤い花の対比は美しいですね。

そして面白かったのが法輪院の前にあったごく小さな百日紅です。膝丈程度の高さしかありませんが、立派な花を咲かせていましたね。この植物のたくましさと言うか不思議さを感じました。

あと鎌倉地蔵堂の横に古い百日紅があったのてすが、随分前に枯れて伐られてしまい、無くなったのは寂しいですね。とっくに消えてしまったのですが、前を通るとつい目を向けてしまいます。とても古木の風情があってここに来る度に楽しみにしていた木でした。

地蔵盆はこの二日後に行われたはずですが、それを前に千体地蔵の前掛けが新しくなっていました。２年に一度位の割合かな、取り替えられた直後はとても綺麗ですね。でもどうやって取り替えているのか不思議です。一体ずつ下に下ろして取り替えているのかしらん。なんなしても手間が掛かるであろう事は確かです。