« 京都・洛東 青紅葉2024 ~伝・清少納言隠棲の地 泉涌寺 7.3~ | トップページ | 京都・洛東 重森三玲の庭 仙遊苑 ~泉涌寺塔頭 善能寺 7.3~ »

2024年7月12日 (金)

京都・洛中 祗園祭2024 ~鉾建て・曳き初め 7.12~

Gionmaturi2407121

令和6年7月12日、今日は祇園祭の曳き初めと鉾建てを見に行ってきました。昨日から今日に掛けて雨模様だったのでどうなるかと思っていたのですが、遅れ気味ながらもなんとか間に合わせたようです。

Gionmaturi2407122

今日、曳き初めが行われたのは関谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾、長刀鉾です。平日にも係わらず結構な人気で、一番手の関谷鉾には順番待ちの人が列を作っていました。

Gionmaturi2407123

こちらはまだ山建て中の岩戸山。悪天候の中頑張って、形が出来つつありました。ただここで渡している長い棒は何でしょうね。完成時にはこんな長い部材は無いと思うのですが良く判りません。

Gionmaturi2407125

こちらは未だ土台が出来たばかりの船鉾です。ずっと雨除けがしてあったのでしょう、この時は覆いを外しているところでした。

Gionmaturi2407126

こちらも土台が出来て、これから真木をつけるために寝かせるところだった思われる放下鉾です。飛び出した長い2本の棒は、土台を寝かせる時に使われる部材です。

Gionmaturi2407127

こちらは急ピッチで組み立てられていた月鉾です。3時から曳き初めの予定でしたが、2時前のこの時点でまだ車輪を取り付けている段階でした。一時間足らずで懸装品の取り付けまで出来たのかな。

Gionmaturi2407128

こちらは無事に曳き初めが出来た関谷鉾です。四条烏丸の交差点の真ん中までひっぱり、その間通行止めにしてしまうのですから、祗園祭の伝統の力は大きいですね。

以前は私も曳き初めに参加していたのですが、空いているところに子供が入って来るのですよね。そうすると歩幅が合わなくて、下手をすると転びそうになって危ないのです。なので、最近は曳くのは止めにして子供に譲り、もっぱら撮る方に回っています。

かく言う私もまだ小学校に上がる前、長刀鉾を曳かせてもらった記憶があります。その日たまたまた母に連れられて大丸に買い物に行ったのですが、外に出てくると何やら人だかりがして異様な雰囲気でした。すると保存会の人だったのでしょうね、子供だった私に曳いてみるかと声を掛けてきたのです。幼い私に曳き初めがどういうものなのか判るはずも無く、何を言われているのか理解出来ませんでした。しかし、母にも勧められて、言われるままに綱を握って懸命に曳きました。覚えているのは小さい私の目の高さに綱があり、鉾はよく見えてなかったという事です。思えばおおらかな時代でしたね。今は通りがかりの子に声を掛けたりするのかな。数十年前の懐かしい思い出です。

明日は放下鉾、船鉾、岩戸山の曳き初めが行われます。興味のある方はお出かけになっては如何ですか。

« 京都・洛東 青紅葉2024 ~伝・清少納言隠棲の地 泉涌寺 7.3~ | トップページ | 京都・洛東 重森三玲の庭 仙遊苑 ~泉涌寺塔頭 善能寺 7.3~ »

祇園祭」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 京都・洛東 青紅葉2024 ~伝・清少納言隠棲の地 泉涌寺 7.3~ | トップページ | 京都・洛東 重森三玲の庭 仙遊苑 ~泉涌寺塔頭 善能寺 7.3~ »