京都・洛北 さつき2024 ~西方寺 5.29~
正伝寺からほど近い場所に西方寺があります。847年に慈覚大師円仁によって建立されたという古い由来を持ち、初めは天台宗、鎌倉時代に浄土宗に転じました。五山の送り火の一つ、舟形と縁のある寺で、一説には慈覚大師が唐から帰るとき暴風雨に遭い、南無阿弥陀仏と書いた紙を海に投じたところ波が収まりました。このことから西方寺の本尊として舟形光背を持つ阿弥陀如来を迎え、その光背を象った舟形の送り火が始まったとされます。今でも西方寺と舟形の縁は続いており、護摩木の受付はこの寺の駐車場で行われ、送り火が消えた後はこの寺で六斎念仏が行われます。
この寺を訪れるのは10数年ぶりです。紅葉の美しい寺で、秋には白壁沿いのもみじが綺麗に色づきます。ここを見つけたのは偶然で、正伝寺に向かう途中に鮮やかな紅葉が目に止まり立ち寄ってみたのでした。
この日は青紅葉を撮ろうかと来てみたのですが、その前に境内にさつきが咲いているのに気が付きました。既に終盤を迎えており、大半は散っていましたけどね、盛りの時はさぞ綺麗だった事でしょう。
この株は比較的まだ花が残っていましたね。盛りの時を彷彿とさせてくれます。来年は満開の頃に来てみたいですね。
ただ前回来た時は境内の紅葉も鮮やかだったと思うのですが、改めて見回してみるともみじはそれ程多くないですね。もしかしたら枯れてしまった木もあるのかな。来年のさつきの前に、もみじが色づく頃にもう一度来ようかと思っています。
« 京都・洛北 さつき2024 ~正伝寺 5.29~ | トップページ | 京都・洛中 さつき2024 ~相国寺 5.29~ »
「洛北」カテゴリの記事
- 京都・洛北 京都紅葉事情2024 ~勝林院 11.25~(2024.12.01)
« 京都・洛北 さつき2024 ~正伝寺 5.29~ | トップページ | 京都・洛中 さつき2024 ~相国寺 5.29~ »
コメント