« 京都・洛西 初夏の境内散策2024 ~妙心寺 6.11~ | トップページ | 丹波紀行2024 ~丹波篠山市 御徒町武家屋敷群 4.10~ »

2024年6月13日 (木)

京都・洛西 青紅葉2024 ~鹿王院 6.11~

Rokuouin2406131

妙心寺から嵐電を乗り継いで鹿王院に来ました。1年前に来た時は補修中だった舎利殿も作業が終わり、仮覆いが取れてすっきりしました。

Rokuouin2406132

鹿王院はみこじが多く、初夏の青紅葉、秋の紅葉共に素晴らしいものがあります。でも嵐電の駅名になっているにも関わらず訪れる人は少なく、いつ来ても静かなのは不思議ですね。まあ、それが良い所でもあるのですが。

Rokuouin2406133

鹿王院が建てられたのは1380年(康暦2年)の事で、開基は足利義満、開山は春屋妙葩です。正確には義満が建てたのは宝幢寺という大きな寺で、鹿王院は春屋妙葩のための塔頭でした。このため鹿王院の本堂は宝幢寺の開山堂でもあったのですね。

Rokuouin2406136

義満が宝幢寺を建てたのには次の様な逸話が残されています。ある日、義満はもうすぐ病となりやがて死ぬ、しかし、宝幢如来を本尊とした寺を建てれば命は永らえるだろうという夢のお告げを受けたのでした。これを信じた義満はすぐさま寺の建立に着手し、十刹の第五位に位置する大寺を造ったのです。夢一つで一大事業を起こしてしまうとは、当時の人の霊異に対する恐れというのは、平安時代とさほど変わらぬものだったのですね。また、義満の権力と財力の凄さを物語っているとも言えそうです。

宝幢寺は応仁の乱によって灰燼と帰しますが、開山堂だけは焼け残り、寺籍を継いでいくことになります。鹿王院はその後慶長年間に起こった地震によって荒廃してしまいますが、寛文年間に酒井忠知によって再興され、今に至っています。

庭の中心になっているのが舎利殿、お釈迦様の歯、いわゆる仏芽舎利が収められているのでこの名があります。歯というのは言葉が発せられる一番近い位置にあるため、舎利の中でも最も尊いと言われ、天下太平の霊仏とされています。普段は非公開ですか、毎年10月15日にご開帳され、一般人でも目にする事が出来るそうです。

Rokuouin2406135

この日鹿王院を訪れたのは沙羅の花を見るためでした。舎利殿の横に大きな沙羅の木があり、最盛期には一面に花が散って、それは見事なのですよね。でもこの日はまだ咲き出したばかりで、ほとんど花はありませんでした。この本堂脇にある小さな沙羅の木が、わずかながら咲いていたのがせめてもの救いでしたけどね。

Rokuouin2406137

帰りに気が付いたのですが、参道の脇に竹林の小径が出来ていました。これっていつ整備されたのでしょうね。ただ良い趣向だと思いますが、嵯峨野の竹林の小径や化野念仏寺の竹林には遠く及ばす、もう少し手入れが必要かなという感じでしたね。それに通路のあちこちに竹の子が生えており、歩き難いのが残念でした。でも後何年か手入れを続けていけば、きっと良い散策路になる事でしょうね。もみじと共に鹿王院の名所となって行く事でしょう。

« 京都・洛西 初夏の境内散策2024 ~妙心寺 6.11~ | トップページ | 丹波紀行2024 ~丹波篠山市 御徒町武家屋敷群 4.10~ »

洛西」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 京都・洛西 初夏の境内散策2024 ~妙心寺 6.11~ | トップページ | 丹波紀行2024 ~丹波篠山市 御徒町武家屋敷群 4.10~ »

2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ