京都・洛北 天空の花園2024 ~ガーデンミュージアム比叡 5.5~
令和6年5月5日、初夏を迎えた比叡山に登ってきました。まず訪れたのがガーデンミュージアム比叡。848mの天空に整備された花園です。
ガーデンミュージアム比叡が開園したのは2001年の事。それ以前ここには比叡山頂遊園地がありました。比叡山は霊峰とされますが、昭和の時代には山頂までドライブウェイやケーブルカーが整備され、遊園地に隣接してスキー場まであるという一大レジャーセンターでした。夏場には遊園地でお化け屋敷が設置され、スキー場ではコンサートが開かれるなど、今では考えられないほど若者や家族連れで賑わう場所でした。
比叡山が一番賑わっていたのは昭和40年代から50年代にかけてでした。私も子供の頃良く連れていって貰いましたね。特にお化け屋敷は一種の風物詩で、大抵の京都の子供は訪れていたかな。陰りが見え始めたのは昭和の終わり頃からで、平成に入ると遊園地はすっかり寂れてしまいました。アトラクションも更新されなくなり、入園者も激減していましたが、小さな子供を遊ばせるにはぴったりで、息子を連れて良く行きましたね。
これだけ寂れていつまで保つかなと思っていたのですが、2000年に入るととうとう閉園されてしまいました。その後、多数の重機が入って大々的に工事が行われ、何が出来るのだろうと思っていたのですが、翌年に完成したのがガーデンミュージアム比叡です。モネの庭をコンセプトにした庭園で、印象派の画家の45点の陶板画を設置した美術館でもあります。
開園した当初は結構な人気で、カフェやショップはいつも混んでいました。昼食はどうしようというのが悩みの種でしたからね。でもここ数年は入園者が減っている感じです。この日も連休中にも係わらず、とても空いていました。ロープウェイは満員だったのですが、ここに入ったのは我が家だけでしたからね。1200円と入園料が高い事も影響しているのかも知れません。でも澄んだ空気の中に緑と花が溢れていて、私的にはお気に入りの場所です。年に一回ですが、独立した息子達も一緒に来てくれますしね。5月の空の下、のんびりとした時間を楽しんだ一時でした。
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