京都・洛中 東本願寺 2024.1.21
涉成園の帰り道、東本願寺に寄りました。東本願寺の前の道路は二本に分かれており、その間は広場になっています。これはかつて市電を通すときに参拝者の安全を考慮した東本願寺が山門の前に電車が通る事を嫌ったためで、わざわざ土地を提供し新たに迂回路を作ったからです。市電が廃止された今でも烏丸通は曲がったままで、間の土地には木が生い茂っていたのですが、昨年広場として整備されました。写真は明治に設置された蓮の噴水で、武田五一が設計したものです。
東本願寺の御影堂御門は木造の門としては日本最大級で、高さでは一番を誇ります。幕末の蛤御門の変の時に焼失し、明治44年に再建されました。
この門は御影堂などと共に12年の歳月を掛けて補修され、2015年に完了しました。なので柱を飾る金具なども更新されており、9年経っても綺麗なものです。
東本願寺は西本願寺と同じ浄土真宗の寺。戦国期までは一つの教団でした。しかし、石山本願寺の戦いの時、信長と講和した顕如上人と徹底抗戦を主張した教如上人が対立、顕如上人の死後教如上人は豊臣秀吉の命により退隠させられ、弟の准如上人が後を継ぎます。しかし、1602年に徳川家康が教如上人に土地を与え、新たに寺を起こさせました。准如上人の本願寺に対して東に位置していたため東本願寺と呼ばれる様になり、准如上人の本願寺は西本願寺となります。これは強大な勢力を持っていた本願寺を二分する事で力を削ぎ、統治しやすくするための家康の深謀遠慮だったと言われます。
東本願寺は京都駅のすぐ近く。なので京都タワーもよく見えます。新旧のコントラストが面白いですが、目障りと思う人も少なからず居る事でしょうね。建築後60年が経つ京都タワーですが、未だに賛否が分かれている微妙な存在です。
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