京都・洛中 百日紅のある光景 ~妙覚寺~
妙覚寺は日蓮宗の八本山の一つです。織田信長と縁の深い寺で、岳父にあたる斉藤道三の父がここで得度しており、道三の四男、つまり義弟の日饒が十九世住職となっています。有名な国譲り状もこの寺にありますね。京都における信長の定宿であり、上洛の折に泊まったのは十八回に及びます。当時の妙覚寺は二条衣棚にあり、広大な寺域を持っていて、軍勢を引き連れての宿泊には都合が良かったのでしょう。ちなみに本能寺に泊まったのは三回で、その三回目に変事が起こっています。
妙覚寺にはかつて多宝塔などの諸堂があったのですが大火などで失っており、今の境内はがらんとした印象を持ちます。百日紅はその境内にあって良い彩りを持った点景となっています。訪れる人は少なく、寄ったり引いたりとすきなだけ写真を撮る事が出来ますよ。
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